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上海万博のマスコット「海宝」発表

 2010年に開かれる上海万博のマスコット「海宝(ハイパオ)」が18日、初めて公開され、関連グッズが上海と北京で発売された。水色で漢字の「人」をイメージしたデザイン。上海万博は「よりよい都市、よりよい生活」がテーマで、都市をつくり出すのも、そこで生活するのも「人」というメッセージを伝えたいという。

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上海万博のマスコット「海宝」


 全世界で応募された約2万7000の作品から選ばれた。マスコットの名称は、「五湖四海(世界の意味)」と「上海」の二つの「海」からとり、世界と上海を結ぶ宝という意味を込めた。

 上海万博は10年5月1日から半年間開かれる。184の国や国際組織が参加を表明し、万博史上最高の7000万人の来場者数を目指す。

上海万博 難しいテーマにあえて取り組む

 上海万博の基本テーマは「城市、譲生活更美好」(Better City, Better Life)である。総合博のテーマとして都市を真正面から取り上げるのは初めてとはいえ、一見やや時代遅れのテーマでもある。しかし、中国にとってBetter City,Better Lifeの理念をいま提起するのはむしろ非常に良いタイミングである。

 博覧会国際事務局(BIE)のロセルタレス事務局長は上海万博国際シンポジウムで行った講演の中で、国際社会が上海万博に寄せる期待について以下の4点を言及した。

1.革新(innovations)
2.社会的課題に対する問題解決のあり方(solutions to civil problems)
3.国の間の協力(national cooperation)
4.生活水準の向上(better quality of life)

  一方で、上海万博会場計画のメインプランナーの1人が当事者の立場から北京五輪と上海万博の共通した戦略的目標について、以下の3点を指摘した。

1.開催都市の世界的知名度の向上
2.開催都市及びその周辺地域の総合的経済力の向上
3.開催都市の都市整備、特に都市プラットフォーム(基本的都市基盤)の向上

 いずれにしても、巨大イベントの開催に向けて、都市全体のシステム、及び市民全体の意識や生活レベルが、どれだけ進歩し成熟していくか、というイベント自体の成否を超えた意味合いを提示した。

 意外に知られていないが、上海万博のサブテーマは五つもある。

1.多元的文化の融合
2.都市経済の繁栄
3.科学技術の創新
4.都市の再生(都市コミュニティの再構築)
5.都市と農村の連携

 サブテーマの順番はこれでよいのかの議論は別として、ここで特に注目すべきなのが、3-5にある「創新」「再生」「連携」といったキーワードである。一万博にとってはかなり難しいテーマかもしれないが、中国都市の将来発展にとってはいずれも避けて通れないテーマといえよう。

 上海万博の基本理念は「革新と創造をもって、グリーンシティと調和社会を構築」(Innovation for progress,greener cities for a a harmonious nationとなっている。サーチナ・中国情報局の記事でも取り上げられた先般の中国共産党の第16期中央委員会第五回全体会議(「五中全会」)において発表されたコミュニケ「中国共産党十六届五中全会公報」では、今後5年間における中国経済社会発展の方向性を「調和社会」の構築とし、その最も重要な課題として、まさにこのような都市と農村の問題や、技術創新能力の向上、地域間連携と都市再生などの問題が提起されている。

 それらの社会問題に対して、中国ならではのソリューションを導き出すため、実験的・先導的に試みること、その試みを巨大イベント通して世界に発信することが、上海万博の狙いではないだろうか。