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上海万博 橋下知事“エコノミー強行軍”
大阪府の橋下徹知事(38)が財政再建へ、自らケチケチ作戦を実行する。就任後初の海外出張として今月下旬に中国・上海を視察するが、往復の飛行機ではエコノミークラスを利用することが3日、わかった。すでに関係者を通じてチケット手配の準備を進めており、暫定予算で「根拠のない支出は認めない」とした自らの方針を率先して実践する。
橋下知事は就任後初の海外出張として、80年から友好交流事業を行っている上海行きを27~28日の1泊2日で調整している。財政再建の手本とばかりに、橋下知事は「往復の飛行機はエコノミークラスで」と指示を出した。上海では、韓正市長との対談や出展検討中の上海万博会場視察などを予定している。
府によると、知事の交通費は府条例で「内閣総理大臣と同等の扱いに」と規定されており、新幹線はグリーン車、飛行機は最高クラスの座席料金が支払われる。このため、これまでの歴代知事もビジネスクラスを利用してきた。
府政策企画部秘書課によると、橋下知事は「財政が厳しい状況で、交通費も最小限で」と話しているという。就任後に各省庁あいさつ回りで上京した際も「グリーン車じゃなく普通車でいい」「ビジネスホテルでいい」と経費切り詰めの意向をたびたび示してきた。
世間の関心を集める橋下知事だけに、警備面が問題だ。一般人と同席するエコノミーでは、機内を混乱させる可能性もある。警護関係者から「警護対象者を長く同じ場所にさらすのはよくない」との申し入れもあり、航空会社などとギリギリまで協議を行う。
橋下知事同様、絶大な人気の東国原英夫知事(50)の宮崎県でも、県条例で交通費は首相と同等扱い。飛行機、新幹線とも普通席の利用はない。
大阪―上海のビジネスクラス往復は約18万円。エコノミークラスを通常に購入すれば約14万5000円で、これだけで3万5000円の節約となる。暫定予算を組んだ際、府職員に「根拠のない支出は認めない」と強調した自説を、橋下知事は自ら実践するつもりだ。
府の国際交流を担当する府創造にぎわい部では「知事の移動は条例でビジネスクラスが基本だが、意向に沿うよう手配する」とし、今後の出張での経費削減への好例にする意欲も示した。
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