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上海万博見据え 日中合作映画「昴-スバル-」

 女優の黒木メイサ(19)が、世界進出をかけてバレリーナ役に挑戦、主演する日中合作映画「昴-スバル-」(リー・チーガイ監督、2009年公開予定)の撮影現場がこのほど、上海市内のスタジオで公開された。

 同作はアジア各国での公開予定に加えて、アジア以外からも関心を集めており、黒木にとって一気に世界進出を狙える作品となりそうだ。

 原作は曽田正人氏のヒット漫画。過酷なバレエの世界に挑む天才少女ダンサー、宮本すばるの成長を描く。実写映画化に挑むのは、米アカデミー賞4部門制覇の「グリーン・デスティニー」、「HERO」(ジェット・リー主演)など、数々の映画製作で世界的な評価を得た香港のプロデューサー、ビル・コン氏。

 来年の北京五輪、2010年の上海万博を見据えた“景気づけ”の意味合いもあって、ビル氏はあくまで上海での一部撮影にこだわったうえ、ヒロイン・すばる役として黒木に白羽の矢を立てた。

 6日に上海で会見したビル氏は、黒木について「世界の観客にアピールできる顔だ。ヒロイン探しは手間取ったが、彼女に会ってすぐ決めた」と絶賛。「(世界的な中国の女優)チャン・ツィイーの次は黒木メイサ」と言うほどのほれようだ。

 まさに大抜てきの黒木はダンスは得意だが、バレエの経験がなく、6月から特訓を開始。「レッスン中は何度か泣きそうになった。最初は専門用語も分からないし、周りのダンサーときっちり動きを合わせなければならないのは大変だった。筋肉痛もすごかった」とこぼした。

 劇中、すばるをバックアップする小劇場のオーナー役が、桃井かおり(55)。桃井は、12歳から英国ロイヤルバレエアカデミーに留学した経験があり、撮影に取り組む黒木の姿勢を高く評価した。

 撮影現場は、日本語、中国語、英語が飛び交う刺激的な場。黒木は「世界公開の実感はわかないが、撮影のないときでも勉強になっているし、毎日が楽しい。今はこれから撮影する(クライマックスの)バレエコンクールのシーンで頭がいっぱい」と笑った。

 12月上旬にクランクアップの予定。

【「昴-スバル-」】1999年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載され、コミックス全11巻で180万部を突破した(続編は12日発売号から連載)。ヒロイン・宮本すばるは、ともにバレエが好きだった双子の弟を亡くす。すばるは、ふと足を踏み入れた場末の小劇場のオーナーママとの出会いにより、バレエにのめり込んでいく。映画では上海のバレエ・コンクールがクライマックスとなる設定。

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